2011/08/25

「掛け捨て保険」と「貯蓄がある保険」はどっちが良い?

保険料は高いが、満期保険金がもらえる貯蓄性保険と、
保険料は安いが、事故がなければ何ももらえない掛け捨て保険

どっちが良いのか?という問題について考えてみよう。

■掛け捨て保険
まず掛け捨て保険の代表である「定期保険」を見てみよう。昔は「ある期間を保障してもらったのだから、保障が終わったらゼロになってもしょうがない」と考える人が多かった。確かに、少ないお金(少ない保険料)で比較的大きな死亡保障を求めようとすれば、「定期保険」はその目的をかなえる保険であることは間違いない。
だが、この保険ですべてのニーズを満たそうとするのは間違いである。例えば、一生涯の死亡保障を「定期保険」で得ようと考えると、保険料がどうなるのか見てみよう。

【男性平均寿命79歳までを一生涯とし場合(加入30歳、保険金1000万円、満期80歳)】
月払保険料:10,790円 ⇒ 合計保険料:6,344,520円

80歳になれば、保障は終わり、全てがゼロになってしまうのだが、1000万円のために支払う保険料は多くても約634万円ですむ。
ところが、生命保険会社は、80歳満期というような満期が長い保険を売っていたのでは、加入者に得で会社は儲けが薄くなってしまう。だから、法人向けの経営者保険でなければ、一般の人にこんな長期の保険は売らない。そこで保険会社はどうするか。答えは、「保険を細切れにして、安く見せかけて売ればいい」と考えるのである。具体的にどうするかと言うと、以下のように開始時を安く見せて加入させてしまうのである。あとは嫌でも更新せざるを得ない。

【男性平均寿命79歳までを一生涯とし場合(加入30歳、保険金1000万円、15年ごとの更新)】
30~45歳 月払保険料:2,600円 ⇒ 合計保険料:468,000円
45~60歳 月払保険料:5,580円 ⇒ 合計保険料:1,004,400円
60~75歳 月払保険料:16,760円 ⇒ 合計保険料:3,016,800円
75~79歳 月払保険料:67,160円 ⇒ 合計保険料:3,223,680円
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合計                     7,712,880円

また掛け捨て保険には、原則的に契約を解除しても「解約返戻金」がない。「解約返戻金」がない保険では、保険料を何らかの事情で滞納した場合、保険料の支払い猶予期間を過ぎると保険が簡単に失効してしまうのである(解約返戻金があれば、すぐには失効しない)。

■貯蓄性保険

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